慶良間ファンダイビング（黒島北ほか）
朝は靄がかかっていた沖縄ですが、日中は時折晴れて真夏日まであと一歩の暑い一日となりました。
今日は慶良間諸島周辺海域へファンダイビングに行って来ました。南風がやや強いものの、海はまずまずのコンディションです。
最初のポイントは黒島北へ入ります。エントリー直後からアオウミガメがお出迎えしてくれました。
アオウミガメは、green turtleとう英名で絶滅危惧種に指定されていて、世界中の熱帯・亜熱帯海域に分布し、国内では小笠原諸島や南西諸島を中心に産卵が確認されています。
産卵期は５月から８月頃で、雌は夜間に砂浜に上陸すると、穴を掘り産卵を行います。一度に１００個ほどの卵が産み落とされ、２ヶ月ほどで卵から孵化した幼体は、地上に脱出して外洋へと向かいます。
ウミガメは性別が卵のある特定の時期に経験する温度で決まります。約２９℃で雄と雌が同じ割合で生まれますが、それより数℃高いと雌、低いと雄がほぼ１００%の割合で生まれると言われています。
日本の砂浜で孵化した後、アオウミガメの幼体が具体的にどのような生活史を送っているのかははっきりしておらず、外洋で稀に見つかる幼体は流れ藻と一緒にいることが多いため、浮遊生物を食べて生活しているのではないかと考えられています。
甲羅は卵型で、下顎の咬合部の縁辺は細かい鋸歯状で、餌である海藻が食べやすい形状になっています。
小さな洞窟は光が差し込みとても綺麗いな景観で、中にはハタンポやアカククリなどがいます。
深場の岩陰にはハナゴンベ３個体の元気な姿を確認出来ました。
水路を渡ったソフトコーラルエリアはキンギョハナダイが綺麗に乱舞しています。
オーバーハングには小さめのネムリブカがお休み中でした。
２ダイブ目はカメ吉へ入ります。
ここでもエントリー直後にアオウミガメが近くを泳いでいました。
そしてまたもやネムリブカ。ここのは少し大きめでした。
今やこのポイントでは貴重となったカクレクマノミもじっくり観察です。
セダカハナアイゴの群れをみてエキジットです。
最終ダイブは座間味島の七番崎へ入ります。
ユビエダハマサンゴが綺麗に群生しているエリアを潮に乗ってゆっくりと泳いでいきます。
クロヒラアジの小さな群れに遭遇しましたが、なかなか寄りきれず…。
アオウミガメが何匹も海中を優雅に泳いでいました。
ハナゴイはとっても綺麗に映ります。
珊瑚の上をノコギリダイの群れが纏まっていました。
今日は天候に恵まれ、明るい海中を臨むことが出来ました。贅沢にもウミガメ三昧の一日でした。
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