splus okinawa diving service

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沖縄は青空と眩しい太陽。夏の到来で今年も半分が終わろうとしています。

今日はファンダイビングで古宇利島エモンズへ行って来ました。

天気や海況は抜群に良く、潮流もほとんどないベストなコンディションです。

1945年4月、太平洋戦争末期の激戦地沖縄に参加した全長106mの巨大な駆逐艦USS EMMONS(エモンズ)は、沖縄本島周辺の機雷除去任務のため沖縄に向かったところ、新田原陸軍飛行場から出撃した日本軍の九八式直接協同偵察機の攻撃を受けて自走不能になりました。

78年間もの間、沖縄県今帰仁村古宇利島沖合の海底45mに眠る巨大な船体。過去に日米が戦った戦跡が同時に見られる場所で、世界的にも稀で貴重なダイビングポイントです。

船首部の大きな穴は処分時に「艦番号を見えなくするため」に米海軍僚艦の砲撃によって破壊されたものです。この穴が徐々に大きく崩れてきています。

朽ち始めた戦跡も稀少種が住む立派な漁礁となっています。スミレナガハナダイやスジハナダイが元気いっぱいです。

キホシスズメダイやアマミスズメダイ、バラフエダイやニザダイなども見られます。

今日は船首部付近にたくさんのグルクンが群れていました。

エモンズでのレックダイビングを通じて多くの方々にこの姿を知ってもらい、歴史から現在の平和に感謝して、この貴重な海底戦跡を未来へ長く残していきたいと思います。