splus okinawa diving service

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どんよりと梅雨空の沖縄です。

今日は古宇利島エモンズへファンダイビングに行って来ました。

相変わらず夏至南風が吹いていますが、梅雨明けは間近なのでしょうか?

少々波は高めでしたが、海中は潮流は緩めで透明度もまずまず良い感じです。

1945年4月、太平洋戦争末期の激戦地沖縄に参加した全長106mの巨大な駆逐艦USS EMMONSは、沖縄本島周辺の機雷除去任務のため沖縄に向かったところ日本軍特攻機の攻撃を受けて自走不能になりました。

船首部甲板には、1、2番砲塔の5インチ砲はその威容をとどめています。

攻撃を受けた後部側は、甲板がめくれ変形したスクリュー等がかろうじて船体に取り付いています。ラダーやウィンチは船体からは離れた場所へ沈んでいます。

特攻した「九八式直接協同偵察機」は船体に乗った状態で流されていきました。エモンズ船体の近くに特攻機のエンジンがあります。

深場での限られた時間は本当に貴重なものです。

訪れるたびに少しずつ朽ちている事実があります。以前から徐々に変わりつつある船体はいつまでも大切にしなければなりません。

自分達ダイバーだけが訪れることの出来る場所ではありますが、自分達だけの物にしてはなりません。ダイバーのみならず様々な方々にこの姿を知ってもらい、歴史から現在の平和に感謝するべきだと考えます。

この貴重な海底戦跡は出来る限り長く残していきたいと思います。