慶良間ファンダイビング(黒島北ほか)

8月最初の週末は、朝から天気良く真夏日の暑い一日となりました。
今日は慶良間諸島周辺海域へファンダイビングに行って来ました。風はほとんど無く凪ですが、沖縄の南にある熱帯低気圧の影響なのでしょうか、南寄りのうねりが少々大きいです。
最初のダイブは、黒島北へ入ります。
エントリーからゆっくりと深度をとって深場の東側の岩陰にハナゴンベ3個体を確認出来ました。

その近くにはミナミハコフグの幼魚も元気に泳いでいました。

ミナミハコフグは、和歌山県以南に分布し、水深50m以浅の珊瑚礁や岩礁にしています。ハコフグより南方系の種で、カイメン類や藻類、底生動物を食べる雑食性です。
体の大部分が硬い甲板で包まれており、興奮すると体表から粘液毒を分泌するので注意が必要です。幼魚は黄色地に黒い斑点模様が愛らしく、観賞魚として人気があります。
離れ根へ移動し、ソフトコーラルエリアのキンギョハナダイの乱舞はとても綺麗でした。

イソマグロの小さな群れが近くをトルネードしていました。

オーバーハングの小さなネムリブカも健在です。

水面近くは数は多くはないですがキビナゴが群れていました。

2ダイブ目は儀志布エリア神宮へ入ります。
真っ白な砂地が広がる景観はとても綺麗です。

珊瑚の上を泳ぐタイマイに遭遇です。

タイマイは甲羅がべっ甲材として高値で取引きされたため、20世紀に世界中から乱獲されて絶滅寸前となったそうです。
近年でもインドネシア・ジャワ海では、ほぼ全ての卵が食用としてお金になるため乱獲され続けているとのことです。
タイマイは、右前肢と左後肢、左前肢と右後肢を交互に前に出して泳ぎ、他のウミガメが両方の前肢を同時に出して平泳ぎのような泳ぎ方をするのとは違うんです。
エキジット間際にはノコギリダイの群れが纏まっていました。

最終ダイブは、ドリフトスタイルで自津留へ入ります。
割れ岩からエントリーし、ゆるい上げ潮にのって泳いでいきます。

セジロクマノミの健在を確認して、アオサンゴの群生を見ていくとグルクンの群れに遭遇です。


ロウニンアジやイソマグロも見ることが出来ました。
ハナゴイ、キホシスズメダイ、キンギョハナダイ、カスミチョウチョウウオの群れは相変わらず綺麗です。


15匹程度のホソカマスの可愛らしい群れを見てエキジットです。

台風の影響も大分なくなり天候に恵また一日となりました。真夏の慶良間諸島の海はこれから本領発揮ですね。
・2025年渡名喜粟国遠征の日程が決まりました!大人気のツアーですのでご予約はお早めに!
・沖縄本島全域をトータルでコーディネートいたします。ご予約お待ちしております。
・ライセンスをステップアップしてダイビングをもっと楽しみましょう!
・ダイビングも食事も充実した、とっても楽しいショップツアーに参加しませんか?