splus okinawa diving service

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7月に入り、どんどん夏本番となってきている沖縄です。

今日は沖縄本島最北端辺戸岬へファンダイビングに行って来ました。東風がやや強めですが、ここでは陰となるため、海はとっても穏やかです。

那覇からおよそ120キロメートル、約2時間の移動時間を要しますが、世界的にも珍しい海中鍾乳洞(通称「辺戸ドーム」)は、旧石器時代の石器が発見されたこともあり、古代人が生活していた可能性もあるとても神秘的な海です。

そのほかダイナミックな地形やワイドを楽しんだり、深場の稀少種が数多く見ることが出来るダイビングスポットとして人気が高い場所で、沖縄県国頭郡国頭村の宜名真漁港から出発します。

最初のダイブはドリフトスタイルで辺戸ドームへ入ります。

エントリーから水面上を見上げると、アオウミガメがこちらに向かってゆっくりと泳いできてくれました。

水深13m程のドーム入り口付近にはハナゴイの幼魚がびっしりとついていました。

入り口から暗闇を進んでドームへと向かいます。エアードーム内の空間は高さ10m程度で壁には巨大な鍾乳石が広がっています。エアードーム内は空気があるため、水面から顔をだしてレギュレーターなしで呼吸をすることが出来ます。

巨大な鍾乳洞は黄金に輝き、見事な造形美を作り出していて、その景観はとても神秘的です。鍾乳石は10年で約1mm程度ですが今もなお成長し続けています。

水面付近は海水と雨水が混じるため塩分濃度が薄くなり、温度も低くなります。また、ここでは新種のコオロギも発見されているそうです。

ドームから外海へ出るとキホシスズメダイの幼魚がたくさん泳いでいます。

沖の根にはハナゴイやハナゴンベ、ヤマブキスズメダイ、スミレナガハナダイなどがついています。

スミレナガハナダイは、水深が深いサンゴ礁域に生息しています。伊豆諸島、駿河湾以南の太平洋岸、琉球列島~台湾、西太平洋、ミクロネシア、サモアなどに分布し、潮通しの良いドロップオフなどを好みます。

雄の体は鮮やかな紫色で、体側に大きな四角い斑紋があり、サロンパスと呼ばれています。雌の体は黄色で、眼下から体側にかけて細い縦帯が入ります。体長は9cm近くになります。本種を含むハナダイ類は、メスからオスに性転換することが知られており、性転換の途中には時折体色が違っている個体が見られます。

深場ではアケボノハゼの姿も確認出来ました。

アケボノハゼは、サンゴ礁域のやや深場に生息しており、体長は6cm程で、体側前半は乳白色で、後半部は紫色と塗り分けられ、吻端は紫色になります。第1背鰭は6棘からなっていて、その前半部が伸び、腹鰭の先端は赤みを帯びています。

体色の美しさから、退位された上皇上皇后両陛下が、美智子上皇后陛下のご提案で皇太子時代に命名されたそうです。上皇陛下は魚類への造形が深く、ハゼ類への研究をされていました。

エキジット間際にはツムブリの小さな群れに遭遇です。ツムブリを見ると大物出現の期待が持たれますが…異常なしで浮上です。

2ダイブ目は漁港前をドリフトスタイルで入ります。

エントリーして間もなくオオメカマスの群れに遭遇することが出来ました。300から400程度の群れでしたが、1ダイブずっと一緒に過ごすことが出来ました。

沖縄本島最北端の地は那覇から遠く、水深もやや深めのダイビングとなりますが、稀少種に出会えるとても楽しい海です。

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