慶良間ファンダイビング(アリガーケーブルほか)
今年も残すところあと2日となった沖縄は、朝から晴れて暖かい一日となりました。
今日は慶良間諸島周辺海域へファンダイビングに行って来ました。やや強めの東寄りの風が吹いていましたが、海況はまずまずのコンディションです。
最初のダイブは、アリガーケーブルへ入ります。
サイズは小さめですがデバスズメダイの密集度が凄すぎでした。

深場の根の上にケラマハナダイが群れていて、活き活きと舞っていました。

ケラマハナダイは、伊豆諸島、相模湾以南、琉球列島~インド、西太平洋に分布し、サンゴ礁域や岩礁の浅所から50mほどに小さな群れを作って生息しています。
沖縄の慶良間諸島で発見されたため、その名を名付けられました。
全体的に淡いピンク~オレンジ色で、ハナダイの中では上品な色合いをしています。オスは婚姻色で白くなり、メスは尾ビレ後縁に赤い斑点があります。オスは他のハナダイとは尾鰭の形が違うので簡単に判別ができます。

浅場の珊瑚にはスズメダイがびっしりとついていて、綺麗な景観を醸し出しています。

2ダイブ目は、サンドトライアングルへ入ります。
セジロクマノミは、YELLOW CLOWNFISH(イエロー・クラウンンフィッシュ)という英名もあり、水深3~20mの珊瑚礁や岩礁域でハタゴイソギンチャクや、シライトイソギンチャクと共生しています。

リュウキュウキッカサンゴ(琉球菊花珊瑚)は幾重にも花びらが重なるような形の珊瑚で、まるで海に咲く花のようでもあり、植物のようにも見え、玉菜(タマナー)とも称されます。

タイマイが珊瑚の上でお食事中でした。

タイマイは甲羅がべっ甲材として高値で取引きされたため、20世紀に世界中から乱獲されて絶滅寸前となったそうです。
近年でもインドネシア・ジャワ海では、ほぼ全ての卵が食用としてお金になるため乱獲され続けているとのことです。
タイマイは、右前肢と左後肢、左前肢と右後肢を交互に前に出して泳ぎ、他のウミガメが両方の前肢を同時に出して平泳ぎのような泳ぎ方をするのとは違うんです。
最終ダイブはドリフトスタイルでパルメザンへ入ります。
珊瑚がとても綺麗なポイントで、キホシスズメダイやハナゴイなどがたくさん見られます。

ハナゴイは、八丈島、小笠原諸島、高知県柏島、琉球列島、西・中部太平洋に分布し。水深1~60mの潮通しのよい珊瑚礁の外縁部に群れで生息しています。
体はやや細長く鮮やかな赤紫色で目立つ存在です。雄は成長すると鼻先が尖り、背は伸張し、背のビレ後ろは濃い赤色を呈します。また、尾ビレが黄色くなることもあるため、成魚になれば雌雄の区別は容易にできます。
ダイバーにも人気が高い種で、その美しさから沖縄県の方言で「ジュリグワーイユ」(遊女)と呼ばれているそうです。
深場にはタイマイが元気に泳いでいました。

今日はコンディションに恵まれて、慶良間諸島の海を楽しむことが出来ました。今年もあと一日ですが、安全にダイビングを楽しみたいものです。
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